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by yukidaruma-snow7

効率

こっちにいてとても心地よいこと。それは人だけでなく物も時間もすべてがすごく効率よく動いていると言うこと。レストランにいっても銀行に行っても、電車に乗っても、レンタルビデオやさんに行っても、病院に行っても・・・・・書き出したら止まらなくなる。それだけたくさんの場所で私はいつも思う。これがAUSだったら・・・・こうはいかない!!っと。どこでも最近は待つ時間がすごく短くなってる、し短くしようとしている努力が見られる。病院なんて最近は診察の順番が後何分でくるか、と言うことを画面上で教えてくれるところが多いし、それが携帯に連動してて、外にいても自分が後どれくらいで呼ばれるのかもわかる・・・。
本当にすごい技術だ!!し、こんなことを考え出した人がすごいと思う。電車もほんの2.3分遅れただけで”大変申し訳ありません・・・・・・・”といった車内放送がかかる・・・。だからどんどん自分の時間が自分できっちりと組み立てられやすくなるし、5分や10分後との予定がとても立てやすいし、実際そのとおりに動けることが多い。無駄な時間がほとんどなく一日を過ごすことが出来る。
 帰国してすぐはそのあまりにも効率的なシステムが恐ろしく感じた。でも・・・・こうして3ヶ月も経つとそれに心地よさを感じている自分がいる。でもそれと同時にすこしでもサービスが悪かったり、のろのろ仕事してる人をみたり、時間に遅れたり、待たされる時間が長かったりすると、イライラしている自分に気づくようになった。それと同時にああ、前は(2年前)こういう気持ちになることがすごく多かった。それがストレスの原因だったなあ、ということを思い出した。
 AUSにいるとすべてが効率的でない分、みんながそれを期待していないということもあって、みんなのんびり構えてる。電車が遅れようが、銀行に長蛇の列があろうともそれが普通。待ってればその内にくる。待ってればその内順番が回ってくる、といった様子。だからサービスが悪くても、のろのろと仕事をしていても文句を言う人はいても、日本みたいに周りから白い目でみられたり冷たい視線を浴びることはないし、そういう人やそういうお店も普通に営業している。すべてが受け入れられる社会、受け入れられている社会。今のような私の感覚でイライラし続けていても全く意味がない国なのだ。「何をそんなに急いでいるの?今日が駄目なら明日があるじゃない。それでも駄目ならあさってが・・・」と言われるのがオチだ。
 今日、レストランでほんの少し要領の悪い店員さんに対して、イライラしていた人を見て、改めてふと思い出した事でした。みんな一度は日本以外の国を覗きに行ってみてほしい。そうしたらいかに日本が要領のいい国か、そして、効率の悪いものがどんどん切り捨てられていく世の中か、ということがわかるのになあ・・・・。
by yukidaruma-snow7 | 2006-06-10 23:00 | 日本